日本の公的年金制度は「国民皆年金」であり、すべての国民が厚生年金、共済組合、国民年金のいずれかの制度に加入することになっており、このうち、国民年金は他の厚生年金や共済組合のベース(基礎部分)にもなっていて、この国民年金から給付されるのが基礎年金である。厚生年金や共済組合の年金は、基礎年金の上にそれぞれの制度の年金(厚生年金・共済組合)が上乗せされるという2階建てのしくみになっている。 基礎年金は、老齢基礎年金、遺族基礎年金、障害基礎年金の3種類がある。