扶養義務に関する次の記述のうち、正しいものに○、誤っているものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを1つ選びなさい。
A 生活保護法では、民法に定める扶養義務者の扶養が、生活保護法による保護に優先して行われるものとされている。
B 民法上扶養義務を当然に負うのは、配偶者、直系血族、兄弟姉妹および三親等内の親族であるが、特別な事情のある場合には、家庭裁判所の審判によって四親等内の親族も扶養義務を負うことがある。
C 扶養義務については、生活扶助義務と生活保持義務に分類することができる。このうち、生活扶助義務とは、夫婦間の扶養のように、いわば一片のパンをも分かち合うような程度の扶養義務のことをいう。
D 扶養義務者が複数いる場合、扶養の順位や扶養の程度または方法については、当事者の協議にゆだねられるが、協議がととのわない場合は、家庭裁判所の審判により決定されることになる。
[組み合わせ]
A B C D
1 ○ ○ × ×
2 ○ × ○ ×
3 ○ × × ○
4 × ○ ○ ×
5 × × ○ ○
正答-3