第2次世界大戦後の生活保護制度の成立過程における占領軍の影響に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
A 占領軍は、失業者や生活困窮者救済のための包括的な計画案を求めた覚書「救済並びに福祉計画に関する件」(SCAPIN 404)を発し、それを受けて旧生活保護法の7種類の扶助が制度化された。
B 占領軍は、アメリカから社会保障制度調査団を招聘し、その調査団報告から示唆を受けて我が国は社会保障制度審議会設置法を制定した。
C 占領軍は、国家責任による生活保障や無差別平等などの原則を示した覚書「社会救済」(SCAPIN 775)を発し、これにもとづいて現行生活保護法が立案された。
D 占領軍は、有給専任吏員の設置と厚生行政の再組織などを含む、いわゆる「六項目提案」を行い、これを受けて、その後の社会福祉行政の体制が整備されていった。
[組み合わせ]
1 A B
2 A D
3 B C
4 B D
5 C D
正答ー4